なぜあなたの安全帯地から抜け出るのが難しいのかー5つの課題

こんにちは!

GWに入りました。私が休暇時にする好きなことの一つは、たくさんの本を読むことです。一般的に英語の本は1,100 wpm (1分当たりに読む事ができる単語数)です。ちなみに平均は約200〜250 wpmです。従って、一日に1〜2冊を読むのはそれほど難しくありません。ただ、日本語の本を読むと半分のスピードになってしまいます。私はフォトリーディングをしません。科学的根拠がないからです。そのかわり集中する方法を工夫しています。

さて、私が最近読んだ本は、Andy Molinsky氏の「Reach」です。この本では、「なぜ人々は自分の安全帯地から抜け出したくないのか」「必要なときにどうやって抜けだせるか」について述べられています。安全帯地から抜け出すためによくある定説に「グリット」、つまりやり抜く力が必要です。自分の安全帯地から抜け出すのが得意な人は、グリットだけではなく、他を工夫しています。以下は、本の3分の1を要約しています。

あなたの安全帯地から抜け出せない理由には、次の5つの課題があります。

  • 真正性
  • 好感
  • 能力
  • 怒り
  • マナー

真正性の課題

スピーチの際に、大袈裟に言ったりジェスチャーを使う事を想像してください。多くの人はこれらに対して抵抗があります。メロドラマ的あるいは偽りのように感じるかもしれません。これが真正性の課題です。あなたが考えている新しい行動が「あなたらしい」と感じられない為です。これは普通の感覚です。 "古い"あなたが "新しい"あなたになるには時間がかかります。毛虫が蝶になるのに時間がかかるのと同じです。それでも変化には恐怖が伴いますね。

好感の課題

ほとんどの日本人は大袈裟なジェスチャーを使いません。ほとんどの日本人は、ステージ上をあちらこちら歩き回りません。このような動作に対して、聴衆はどのように感じるでしょうか?好感的にとってくれるでしょうかそれとも嫌悪感を抱くでしょうか?この課題を持つ人はどうしても聴衆に好感を持って欲しくて、冒険することを恐れてします。冒険や自分を変えると、他人から嫌われるだろうと思ってしまいます。この恐怖が長く続くとずっと平凡な状態に陥る可能性があります。

能力の課題

先の課題と似ています。聴衆から好感を得る事よりも、「バカ」や「失敗してしまった」と思われたくないため能力を伸ばそうとしない人です。例えば、ジェスチャーやテクニックを使うとスピーチが効果的に聴衆へ伝わるのに、聴衆の前で上手く使えず大失敗に繋がる事を恐れて何もしません。この様な恐怖を感じる人には、三つのタイプがあります。第一に、面子を保ちたい人です。このタイプは、面子を守るために、新しいことをしないのです。第二に、そもそもこのような経験がない人です。このタイプは単純に経験がないために、失敗して聴衆から拒否されたくないと考えます。第三に、周りに配慮する人です。この人は他人より優れたスキルを手に入れようと試みますが、聴衆や友達などから嫉妬されるだろうと怖くなりスキル向上を諦める人です。

上記以外のパターンで、一番ダメなタイプは「やれば出来るだろう」タイプです。この人は向上できない言い訳を自分で作っています。例えば、「もっと時間があったら」と言い訳する人に時間を与えると、この人は別の言い訳を作ります。とにかく「出来ない事」が現実になることを恐れているので、能力を伸ばせそうとしないのです。

怒りの課題

上記三つの課題には、自分の中にある恐怖が根底にあります。ここでの課題は、他人から依頼された項目を受容出来ない場合です。例えば、「プレゼンをやれ」と上司から命令されても素直に受け取れず、抵抗する人はいませんか。「なぜ私がプレゼンをしなければならないのか!?上司はなぜいつも無茶振りするのだろう。」とか、「時間に余裕がある人がいるなのになぜ私なの!私は忙しいんだよ。」と思った事があるかもしれません。スキルを向上すれば、プレゼンをすること自体はたいした事ではありません。しかし、問題は自分にあると考えず、上司や他人に責任転嫁して自分の問題として受容出来ません。ですから、自分が変わらないと微塵にも思いません。その考えが変わらないまま、スピーチをやる事になるため、不安を解消できないまま、依頼者をただ憎んでしまいます。

マナーの課題

この課題は、起こる確率が低いです。たまたま、自分が信じていない事項についてスピーチやプレゼンする場合があります。これは、仕事上でやらざるを得ない場合かもしれません。例えば、タバコの利点についてスピーチする予定があるとします。しかし、自分自身はタバコは悪であり、そもそも利点が全く存在しないと感じています。こういうケースは滅多いないです。別のケースは直接反対意見をいうなら、マナー違反です。特にアジア人においてはこのケースはあります。そうすると、欧米人の前に別の方に対して、はっきりした反対意見の触れるプレゼンをやるには相当難しいです。ただ、欧米圏において、うまくビジネスにするため、はっきりした反対意見が言えるは必要なスキルです。言われる文化的で器用(Cultural Dexterity 英語リンク)というスキルが必要ですね。

スピーチを含めた行動を変えたいと思っていても、私たちは私たちの安全帯地からなかなか抜け出せられません。理由は上記の5つの課題である、真正性、好感、能力、怒り、マナーです。

あなたが安全帯地から抜け出しにくいと感じる状況に直面しているときは、まずどんな課題に直面しているか考えましょう。そのことを知ることによって、克服する手立てが見つかるかもしれません。

安全帯地から抜け出したいと思った事はありますか?もし安全地帯からなかなか抜け出せないでいる場合、どのタイプの人ですか?どんな課題がありますか?私に共有してくれば、よろこんでコメントします。

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